このレビューはネタバレを含みます
見た後の余韻がすごくてものすごく考えてる。
家族ってなんだろう。血のつながりってなんだろう。
ソヨンもドンスのような養護施設に拾われてたら未来が変わっていたのかな。実母じゃなくても育て親からの愛情で子供の成長は決まる。洗車のシーンと観覧車のシーンがものすごく苦しくて、スジンが旦那さんに電話をするシーンも考えるものがあった。たった一人の小さな命が数人の大人の考えを変える。それほど命は重たいということを再確認させられた。自分に関わって愛情をくれている人を大事にしようと思える作品。生まれてきてはいけない人間なんてこの世にはいなくて"生まれてくれてありがとう"の一言に尽きる。
ただ、綺麗事すぎる部分もあるから日本人ウケするかなと思う部分もある。これまでの作品のそして、父になると万引き家族の総まとめのようなものも感じる。ただ是枝監督が作る映画の一貫性は感じられるためもう一度見て改めて考えようと思える作品
