是枝作品の話題作。是枝流、韓国を舞台に弱者に寄り添う社会問題に光を当てる。
主役のソン・ガンホさんがカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を獲得。
衝撃的な題名から物々しいものを想像するも、ストーリーは至ってシンプル。トラウマを抱える登場人物達が出会い過ごす中で、自分達の生きるべき道を模索する。
一番心に響いたのは、母親ソヨン演じるIUさんの存在感。難しい役所を彼女のキャラが加わり光を増していたように思う。途中参加する、是枝さん好みの男の子ヘジンも登場。韓流ドラマ「梨泰院クラス」で馴染みの2人も参加。
韓国が舞台で全員韓国人がおりなす物語に、やはり何となくチグハグさも。サンヒョンの役回りも謎。ある程度韓国で実在する「ベイビーボックス」や社会背景などの知識を知っていた方がしっくりくるかも。