ベイビー・ブローカーのnaoswaのネタバレレビュー・内容・結末

「産んで捨てるより、産む前に殺す方が罪が軽いの？？」
重いセリフ
刑事さんも応えられなかった。
もちろん母親もそういう問題じゃないのはわかってる。わかってても、そう言い返したくなるよね。ごちゃごちゃ正論叩きつけられて、無責任だと言われたって、そんなのわかってるって悲しくなるよね。
でも、そういう問題じゃないことを、その立場にある母親たちは1人で決めて1人で背負って1人で非難される。
中には助けてくれる人が居るだろうけど、居ない人たちが赤ちゃんポストにやってくるのかな。

みんな愛されたいし愛したい
赤ちゃんと親のマッチング
家族になるためのマッチング
生まれてきてくれてありがとうって、認めて欲しいの誰かに。

幸せになって欲しいから手放すこともあるだろう。
自分じゃどうにもできないこともあるだろう。
もう全部無理だ諦めよう、もう自分には何もないし何もできないやって、ずるずる沼に沈んでいきそうな時に、たまたま、手を差し伸べてくれるまともな人が居たらラッキーだなぁ。

赤ちゃんの存在って人生において本当に大きいなってちょっと考えちゃう映画でした。