『13日の金曜日』へのオマージュによって描かれる、入れ替わりスプラッターコメディー。ただし、ブッチャーの設定は実は『ハロウィン』のマイケル・マイヤーの方が近い。
今回凄く引っかかったのは、何故ブッチャーは入れ替わりを元に戻そうとしなかったのかということ。ヒロイン一行と目的は変わらないはずで、協力しないまでもドーラの争奪戦になりはしないはず。入れ替わり解除のキーではあるが、結局二人揃ってないといけないのだからブッチャーからしたら、入れ替わりをそのままにしたいのなら逃げればいいだけで、解除したいのなら協力すればいいだけで。
ブッチャーという殺人者の意志を不鮮明にすることで、成り立たせていた作品でそういった部分でも『ハロウィン』のマイケル・マイヤースっぽい。他にもカメラワークなんかも『ハロウィン』。
ただ、最後の串刺しで終わるのは『13日の金曜日』のPart3っぽいとは思った。