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ザ・スイッチのarchのレビュー・感想・評価

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
3.9
『13日の金曜日』へのオマージュによって描かれる、入れ替わりスプラッターコメディー。ただし、ブッチャーの設定は実は『ハロウィン』のマイケル・マイヤーの方が近い。

今回凄く引っかかったのは、何故ブッチャーは入れ替わりを元に戻そうとしなかったのかということ。ヒロイン一行と目的は変わらないはずで、協力しないまでもドーラの争奪戦になりはしないはず。入れ替わり解除のキーではあるが、結局二人揃ってないといけないのだからブッチャーからしたら、入れ替わりをそのままにしたいのなら逃げればいいだけで、解除したいのなら協力すればいいだけで。
ブッチャーという殺人者の意志を不鮮明にすることで、成り立たせていた作品でそういった部分でも『ハロウィン』のマイケル・マイヤースっぽい。他にもカメラワークなんかも『ハロウィン』。

ただ、最後の串刺しで終わるのは『13日の金曜日』のPart3っぽいとは思った。
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