女子高生のミリー(キャスリン・ニュートン)と世間を恐怖に陥れる連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)の体が入れ替わる、スラッシャー映画版「君の名は」。
冒頭で登場する夜中に遊ぶ4人の男女。「ああ、こいつら死ぬな」というスラッシャー映画でよく見る被害者たち。期待を裏切らないのだけど、殺害方法がなかなかグロい。そういう意味では逆に期待を超えてくる。
終盤でミリーがチェーンソーを振り回し始めたときにはニヤリとしてしまった。
本作はスラッシャー映画というより、そのフォーマットを借りたコメディだなあと感じた。
体が入れ替わった後のブッチャーの女子高生具合も笑えたし、逆にミリーは人格が殺人鬼だから目が据わってる。オチも体が入れ替わった経験からくるミリーの逞しさも良かった。
ブッチャーの人格が乗り移ったミリーが親しい友人は手にかけず、ミリーを虐めていた奴らだけを狙うというご都合主義的展開ももはやコメディと思えば笑えちゃう。
ただ、コメディとは言っても殺し方はしっかりスラッシャー映画だからかなりグロい。このあたりのバランスも良かった。
見逃していた作品だったから、今年公開の作品が動画配信ですぐに観られるという今の環境は本当にありがたいなあと思う。
以下は個人的なメモ
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「なぜこんなめに」ってあんたがぐうたら寝てたからやろ。
殺人鬼が急に女子高生になるの面白いな。走り方まで女子になってる。
殺人鬼と入れ替わってからのミリーがかっこいい。
走り方が面白い。
髪の毛ないのに女子の巻き方。
人格が入れ替わったからこその娘と母親の試着室越しの会話。
「今キスしたら変かな?」笑
すんのかい。笑
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