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シングルマンのめるのレビュー・感想・評価

シングルマン(2009年製作の映画)
3.4
コリン・ファースのお色気……
くううぅ…
こぼれ落ちる前髪がセクシー…

「いやいや、そんな気持ちで観るような映画ではない!」と思いつつも主演男優賞を取ったコリンの演技は見とれてしまう。ずーっと見ていられる。

なんて言っているとさすがに引かれそうなのでこれくらいにしておきますが、コリンは男も女も惹き付ける人間だと思います。

そして、この登場人物がそういう人間だとそのまま言うことができる。実際は何の変哲もない哀れな大学教授なんだけど、コリンが大学教授だから私たちを惹き付ける。この大学教授もそういう人物だと言えると思う。
あ~~上手く言えないけど、つまり、この映画の中のコリンに観客が惹かれているように、この映画の中の大学教授に登場人物が惹かれているということ。

教授が男の人に目が釘付けなように、観客もコリンに目が釘付け…

大学教授の"一日"しか描いていないのに、あっという間に時間が過ぎた。見入ってしまったんだろうな。

教授が青年と出会うたびにスクリーンの色合いが濃くなるから「今、幸せを感じているのかな?ときめいているのかな?」と想像してしまう。

しかし、どうしてこの結末だったのか。
このまま平穏に時が流れていたならば、もしかしたら第二の人生を歩めたかもしれないのに。「ジムの代わりはいない」この台詞がこの映画の結末を作ったのだろう。

『アバウト・ア・ボーイ』のニコラス・ホルトがファンタジーゲームに出てきそうな整った顔立ちの美しい青年になってました。
あと、ワンスのジニファー・グッドウィンが出てて嬉しかった。
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