おもろいやん。
これくらいのちょうどいい湯加減の映画が月に一本くらい劇場でかかっていると嬉しいですね。
ガイ・リッチー&ジェイソン・ステイサムによるクライムサスペンスです。
謎の男“H”は“HERO”か?“HEEL”か?みたいな惹句がポスターに書いてありましたがステイサムはいつも通りの最強の“HAGE”でした。
全体を通してガイ・リッチー的な時制シャッフル演出が見られますが大きく分けて前半の謎の男Hの正体を巡る現金輸送会社のお仕事ムービーパートと後半のHの復讐者物と現金強奪犯達のケイパームービーの二つの映画を楽しむかのようなパートに分かれていて飽きずに楽しめました。
正直後半は視点が二つに分かれるためガイ・リッチーの時制シャッフルがウザく感じてしまいました。
前半の無口で無愛想なステイサムのお仕事ムービーをもっと観ていたかったです。
ステイサムの顔を見ただけでビビって逃げていく強奪犯はスティーブン・セガールの沈黙シリーズみたいで面白かったですね。
容赦のない人死と銃撃アクションは大変好みでした。
ジョシュ・ハートネットを久しぶりに見た気がします。
今作のある意味戦犯でありMVPのスコット・イーストウッドが良かったです。
なんかだんだんといい顔になっていっている様に思います。
40半ばくらいで本格化するんじゃあないでしょうか。
深夜にTVとかで観たら得した気になりそうな感じの映画でした。