これ、なんでwrath of manを直訳した放題にしなかったのでしょうか。すごく安っぽく感じてしまう。
ステイサム映画だから爽快感を求めて観ていたのですが、気づいたら凄くのめり込んでいた。復讐は終わったかもしれないが、何も元には戻らない。南極がなんでAntarcticなのか愉快に教えてくれる息子には二度と会えない。無論、このような悲劇を生み出した世の中だって何も変わらない。明日には別の退役軍人がキャッシュトラックを襲っているかもしれない。
ミソは見せ方。
どういうストーリー構成をするか、何をまず情報として与えるか。どんな色で、音楽で気持ちや状況を表すか。いい映画かどうかはこういうところで決まっていく。それが洗練されている映画監督の一人がガイリッチーなのではないでしょうか。
