ケイスケ

キャッシュトラックのケイスケのレビュー・感想・評価

キャッシュトラック(2021年製作の映画)
3.5
ガイ・リッチーの映画がちょっと苦手でスルーしてたんだけど『ビーキーパー』でステイサム熱が上がっているので鑑賞。

現金輸送専門の武装警備会社に新人警備員として雇われた寡黙な男。ある日、彼の担当していた輸送車が強盗に襲われ、彼は驚異的な戦闘技術で犯人を皆殺しにする。同僚たちが彼の出自を訝るなか多額の現金が警備会社に集まる日を狙った強奪計画が密かに進行していく。

ガイ・リッチーとジェイソン・ステイサムがタッグを組んだのは『リボルバー』以来16年ぶりだそうで。アレつまんなかったなー(暴言)。ビーキーパーもだけど、今回は陰があるステイサム。何か訳アリな様子だし(いつものことか)そこまで無敵の男というわけでもない。『スナッチ』の様なオシャレなOPでも無く無骨な感じがする始まりです。

面白かった…んだけど、登場人物が多いのもあるかもしれませんが、ステイサム側も強盗グループも背景がいまいち見えてこない。家族の暮らしも見せているけど、別に感情移入させてくるわけでもないし。これストーリーの軸を強盗グループメインにした方が良かったのでは?笑。

あと警備会社側の登場人物も扱いが勿体ないですよね。なんか雑に次々と死んでるし。銃撃戦は緊張感があって良かったと思う。時系列も入れ替える意味あったかな…。別に話はシンプルだし、驚きの真実!とかそういう内容でも無いので普通のストーリー展開で良かったと思う。

ただステイサムとかリーアム・ニーソンもそうですけど、似たような映画にばかり出てるように見えて実は観てみると結構違うんですよね。作品選びにクレーバーというか。次は『オペレーション・フォーチュン』も観てみます。