豚肉丸

女は女であるの豚肉丸のレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
4.5
劇場でゴダール作品が見られるとは…
今後もこういうようなリバイバル上映的なのもっとやってほしいね

子供が欲しい、と悩む夫婦のお話
2人は愛し合っているからこそいろいろな部分ですれ違ってしまう
内容こそ真逆だが、「マリッジ・ストーリー」を思い出してしまった
だけど重苦しいわけではなく、終始コメディで進んでいく
しかも、「今から夫婦喧嘩始めますね」の観客に向かって一礼し、その後に夫婦喧嘩を始めるもんだから面白い

こういうような作品を最近よく見ていたから、劇場で見るのは少し不思議な感じがした
冒頭、今の時代には絶対になさそうなスタッフロールだったり…こういう作品が劇場で見ることができて本当に嬉しい
そして、最後の締めは潔くFINで終わった
スタッフクレジットも何にもなく、FINの文字が出た瞬間に劇場が明るくなって思わず声が出てしまった


客層はもちろんの如く僕以外全員大人
やっぱり怖い
寝ている人が多かった
せっかくだから…もう1回ロブ・グリエ作品を上映してほしいが…流石に厳しいか
豚肉丸

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