見栄っ張りな夫に振り回され、疲弊し崩壊していく家庭を描いた作品。
理想の家庭…と思わせて段々と夫一人の身勝手さや家族に対する本当の思い、妻との価値観の違いが浮き彫りになり、飼っていた馬の急死をきっかけに家族それぞれが壊れ始める。
たぶんこの父親にとって、家族の存在も家や息子の転校先と同じく見栄のために作ったものなんだろう。
文無しでタクシーを降ろされた後でもあれだけ喋れるのは恐れ入る。
………
後半で馬が掘り起こされていたのが謎だったけど、途中「病気か分かったらクレーム言えたのに〜」みたいなこと言ってた夫の仕業か…?もしそうだったら嫌すぎる…。
喧嘩した後の食事会で妻が職業聞かれて「豚小屋の掃除」、その後コートを譲るまでの流れが好き。度々目が死んでたな…。