かえるのエリー

シカゴ7裁判のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
4.2
ずーーーっと観たかった本作、サシャ・バロン・コーエンがアカデミー助演にノミネートされたのもあり、とうとうNetflixへの扉を開いてしまった。。。


以下ネタバレ感想


月9「イチケイのカラス」が面白い。裁判という自分とは今のところ縁がない場所の裏側を、フィクションではあるものの楽しく見ているが、本作はガチの裁判、アメリカの黒歴史と呼んでも過言はないだろう。初めから有罪ありきでろくに審議もされない茶番、こんなとんでもない事がつい最近あったのだから、人間の進歩など大した事ないと思ってしまう。彼らシカゴ7は共謀罪に加え暴動を煽った罪にかけられるが、そういえばつい最近、ホワイトハウスへ暴徒が押し寄せた件で煽ったあの方はいかに。。最後までクソな裁判官の前で、凛々しく起立した検事が最高に胸熱。

キャストも皆が良き。サシャの熱演は言わずもがな、あのボラットと同一人物なんだからね〜。4日前に初対面だったアレックス・シャープはこれで3本目、毎回違う表情を見せる。マイケル・キートンも僅かながらキーマンとして登場、そして何より、検事を演じたジョセフ! ええ、あんたはやってくれると最初から思ってたよっっ!