最高のカタルシス映画
反戦運動におけるモラルであったり、どこまで運動として行っていいのかという考えが微妙にずれていることでそれぞれのキャラクターがわかりやすい。
しかし、話が進んでいく中で良い意味でそのキャラクター性に裏切られる部分もあるのがまたこの物語の醍醐味でもある。
しかも、裁判自体がかなり理不尽なものであって、とにかく裁判長のジジイがムカつかせてくれる。
シカゴ・セブンは有罪を免れる事が厳しい状況の中、7人の対立や団結を描き最後は最高のカタルシスをもたらしてくれる作品であった。
正直、私が観てきた映画の中でカタルシス部門ではかなり上位の作品になったことは間違いない!
そしてなにより、アビーホフマンという役がサシャ・バロン・コーエンのパーソナリティそのものじゃん!って感じがして、サシャ・バロン・コーエン好きの私からしてもありがたいものであった。