カウチポテ子さんの映画レビュー・感想・評価

カウチポテ子

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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

大友克洋のAKIRAとローグワンを掛け合わせたような映画

同監督のローグワンがとても好きだったので期待して観に行ったらほぼ同じことをしていた。

死者の意識を数秒他の遺体に移すガジェットは面白かった
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3

ディズニー映画としてこじんまりし過ぎている。
ほぼお城の中の話なので背景がグレーの場面が多く、この国の世界観もいまいち伝わってこない。

星のキャラクターもパチンコ屋のキャラかなってくらい貧相。

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.3

前作と同様物凄くゆるい2人が物凄く機敏なアクションをする映画

とにかくゆるいパートが前作よりもゆるい!
敵も前作より憎めない2人組で勧善懲悪ではないからこそ、殺し屋なので死というスリルがより映画とし
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

男性優位社会とフェミニズム思想に対する相互批評的映画

はじめは、バービーの住むバービーランドで役職を与えてられたバービーたちとただ存在するケンたちによるコメディのようなやりとりであったが、主人公のバ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.6

泥臭く強い!本当の意味での意識高い系ジャズスポ根映画

正直ずっと泣いていました。

もうホントあらすじだけ整理したらめちゃくちゃよくありそうな話なんですけど、無駄の無い構成とド直球なセリフ、トッププ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.9

展開やウケを狙っているポイントが全くハマらなかった映画

まずギャグが多いにも関わらず全くハマらなかったです。
また、面白いでしょ!?おしゃれでしょ!?多様性でしょ!?ここ感動するでしょ!?みたいなも
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.9

誰に向けて何の魅力を見せたいかがわからない映画

敵キャラも多く、アクションは割とアップテンポと言いますかあっさりしてると言いますか、キルビルとかシンシティ的なテイストなのはそこまで嫌いではないですが
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

「君の名は」「天気の子」に続き新海誠監督が震災とどう向き合い、どうしたいかをある意味エゴ的に咀嚼する映画

過去2作と今回の映画を観て感じたのは、新海誠監督の映画の主人公は新海誠であるということだと思
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

ハリウッド映画の原点回帰的映画

やってることは前作とそこまで変わっていないのにここまでブラッシュアップして、ここまで前作を超越できるのか。

アメリカのエリート軍人のプロ意識とマーベリックとルースタ
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

男性ホルモン100%映画

まず物語がシンプルで、画力が抜群。
物凄く分厚い絵本をフラッシュ暗算のごとく見せられているような感覚で三時間とは思えないスピードで話が進んで行きます。

更に主人公の2人が
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.1

映画でしか表現できないものを観せ続ける繊細で巧みな映画

まず、最初から登場人物であったり今どういう状況なのかが全くわからず物語はゆっくり進みます。

ゆっくりと進む物語の中、会話も少なく鑑賞者として
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.8

キャラの立て方とクスッと笑かす才能は流石の阪元監督

前作の最強殺し屋伝説国岡が面白かったので観賞しました。

今作も面白かったです。
やはり、国岡のアクションは一見の価値があり、この人本当に武術が強
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罪の声(2020年製作の映画)

3.5

テレビドラマシリーズの方が良かったのではないか映画

正直物語としてはとても面白いです。二転三転する展開と結末の締め方も見事だったと思います。

しかし、あまりにも映像がつまらない。画力がないといいま
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

2022年邦題暫定ベスト映画

30歳で色々チャレンジするも、やりたい事が具体的には見つからず、子供を欲しいと思う気持ちもありつつ、今ではないという感情もある。割と高学歴の女子に良くある悩みな気がする
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

メタファーだらけの解説必須映画

ジョーダンピールの映画は割と主張強めですが、私の中では前2作は初見でも比較的主張が読み取りやすく、後で解説を観てより理解を深まっていく良さがあったと思います。
もちろ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.3

目新しさは弱そうな老人が弱々しく殺戮を行うというサイコ映画

全3部作の1作目ということもあって、何か大仕掛けのプロローグ的な役割を持つ作品であると思いたいです。

内容は本当にB級のサイコホラーとい
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.7

アニメ✖️音楽ライブで現時点で最も豪華なものを詰め込んだ映画

昨年の竜とそばかすの姫、犬王とアニメとアーティストの力によって作られた作品が話題になった中、それの一番豪華なものを作りました的な映画だと
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.5

ファンムービーになってない!?ファンムービー

続編と考えずスピンオフ作品と捉えて観るといいかもしれません。

とにかくほぼ恐竜が関係ないです。

話の大筋もシンプルというか言及したい事が見当たらない
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

4.2

振って振ってオトす映画

序盤はかなり吉本新喜劇のようなコメディ展開で、お笑いも大げさな振りからのオチを連発する。

途中のバレーボールのシーンは、これはいったい何を見させられているんだと思う程長いが
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

ジェイソン・ステイサム激シブ映画

ジェントルメンの世界観がかなり独特なものだったので、楽しみにしていましたが、ド直球に渋い映画でした。

ジェイソンステイサムが何者かわかった後はひたすら復讐劇。
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.3

最高のカタルシス映画

反戦運動におけるモラルであったり、どこまで運動として行っていいのかという考えが微妙にずれていることでそれぞれのキャラクターがわかりやすい。
しかし、話が進んでいく中で良い意味で
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

前半はサブカル好きの二人が運命的な出会いをして、好きなものやファッションがドンピシャにマッチして付き合うという流れ。
いちいちでてくる固有名詞や本棚がもうただただサブカル好きのそれというか、それしかア
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.5

ザ・ポップコーンムービー


ご都合主義的な部分も多く含んでいて、まあまあ楽しく観れる映画だなと思っていたらその一部は伏線だったというのはちょっと面白かったです。

Netflix配信映画ということで
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.3

兎に角ストーリーが面白い映画

場面場面のゴージャスな雰囲気や衣装のかっこよさもさることながら、ストーリーが物凄く面白かったです。

上映時間は2時間40分と長いのですが、話のテンポも良く全く中だるみ
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さがす(2022年製作の映画)

3.7

完成度の高い胸糞映画

鑑賞後感があまり良く無い映画ですが、物語の展開も面白いし、役者も凄くいいです。

重いテーマをいかにストーリーとして面白く見せるかというところが、ポンジュノイズムの後継者と言わ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

ハリウッドの王道スパイ映画

こんなのキングスマンじゃない!と思う反面、スパイ映画としては結構面白く観れました。

アクションも展開の裏切りも綺麗に作られてますし、ちゃんと笑える所もあって凄く上手く作
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

ファンムービー

高評価が多いのは理解はできます。
もちろん私もテンション上がるところもありましたし、感動した部分もありました。

しかし、大いなる力と大いなる責任の無理くり感といいますか、そんな犠牲
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.1

荒削り群像カオス人間讃歌映画

物語としては、才能のある若手映画監督が素人のキャストで映画を作るという企画で、そのオーディションを受ける人物達のオーディションを受けるまでのいきさつ、そして実際に映画を
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

思考、感情を無理の無い範囲で言語化してくれる映画


奇跡に近いような偶然を通じて、普段あまりアウトプットしないような、言語化しにくい思考や感情、心情を会話を通じて登場人物が紐解いていくことに特化した
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

一つの大仕掛けを楽しむ映画

この仕掛けを面白いと思うかどうかでこの映画の評価は大きくかわると思います。

私は割と大どんでん返し的な映画が好きなので楽しく観る事が出来ました。

違和感を小出しにしつ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.3

A級の画作りとC級の物語で構成された映画

なんなら、クライマックスまでは楽しめました。もちろん途中までもツッコミどころはあるんですけど、オシャレな映像とそのレトロな雰囲気と音楽で、そこに不穏な物語の
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

最後のエンドロールの映像が一番見せたかったのでは?と思うただただ娯楽映画


びっくりするぐらいあっさりしてるといいますか、コメディに大きく振ったバディものでした。

良い意味で言えば観やすい作品で、
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.1

泣かせようとする映画

2つの物語が交互に織りなす構造になっていて、その交わりに観客をハッとさせたいという意図はわかるが、だいたいそうだろうなと予想がついてしまう。その中で一ヶ所だけ違う軸の回想がある
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.6

なぜか鑑賞後テンションが爆上がりのホラー映画

前半はしっかり怖い部分もありつつ、物語の謎や予想をたてながら観ていました。

そんな推察をしながら物語にのめり込んで観ていたのですが、いざ大ネタバラシの
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MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.7

子供の危うさが物語に説得性をもたせるスリルある映画

兵士として教育を受ける8人の子供のコミュニティと博士と呼ばれる女性アメリカ人1人の人質が逆ホームアローンのシリアス版のようにおりなす物語

何かの
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.9

時間空間のスケールの大きい作品で、自然を美しく優雅に撮るクロエジャオ監督の手腕が光る作品

上映時間は長いのですが、情報量が多くて単語を覚えるのが大変でした。

作中強さのバランスであったり、疑問に思
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