ミルコ

シカゴ7裁判のミルコのレビュー・感想・評価

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)
3.6
新型コロナウィルスの流行により配給のパラマウントが劇場公開を断念し、Netflixに権利を売却したという実話を元にしたこの作品。

ベトナム戦争反対のデモをするためにシカゴに集まった若者達が警察と衝突し多くの負傷者が出る。
それを扇動したとして七人の容疑者「シカゴ7」が裁判にかけられる。

もちろん7人とも平和的にデモを行おうとしていたけど、暴走するのが集団の怖さ。警察もそれを助長するように思える。

舞台はほとんど法廷の中だけど、主演のヘイデンを演じたエディ・レッドメインも素晴らしかったし、検察の弁護士シュルツをジョセフ・ゴードン=レヴィットもよかった!

個性的なキャラクターが多い中この裁判長が人種差別主義者のクズやろーでとにかく苛立ちます。
法廷侮辱罪連発で反論する黒人容疑者には猿ぐつわに手錠って、、もう怒りしかない。

諸々あってこそ最後のシーンでじわぁ、と感動瞬間がやってくる。
戦争で亡くなった全ての方に敬意を表して。
ミルコ

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