映画ベストでよく見かけて。
とても静かに淡々と映し出される父子の姿。父の早過ぎる終活は、愛する息子のために新しい家族を見つける旅。
自らも厳しい家庭環境で育ちながら、大人になって家族を持ち、そして離れ離れにならなければならないのはどんなに苦しいだろう。運命は残酷で、幸せって何なんだろうなと思う。自分のせいで息子に喪失を経験させてしまう、という見方は胸に来るものがあった。
子供はそれでも、死や別れを感じて学び取っていくんだな。残された時間をすごす二人の姿、つないだ手、ケーキのロウソク、、全てに愛が詰まってる。言葉少なに紡がれるのがまた胸にくる。
父が選んだ選択が、息子の幸せであることを祈る。そしていつかわかること。もうわかってるかもしれないけど。