マイケルの将来を思えば不安だし悲しいし辛いし、
そんな人生を与えられた理不尽さに怒りを爆発させたって当たり前なのに…
ジョンはずっと静かだった。
泣き喚く事もなかった。
物語は最後まで淡々と続くだけなのにジョンの気持ちが迫って来る。
オリジナルタイトルNowhere Special
特別な場所なんてないって事かな。
全てが揃った理想の場所、完璧に出来上がった場所なんてない。
シングルファザーで裕福じゃないジョンとの普通の暮らしこそマイケルには幸せな場所。
ジョンが選んだ家庭も幸せにつながって欲しい。
原題もいいけど邦題「いつかの君にもわかること」もすごく好き。
多分悲しい事も辛い事もあるだろうけど、これが今の最善の選択だと必ず分かる時が来る。
そんなジョンの信頼、期待が込められてる気がして。
鑑賞後、監督名をポチッとしたら「おみおくりの作法」の監督!
さすがでした✨✨