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いつかの君にもわかることのreiraのレビュー・感想・評価

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)
3.6
自分はあと余命数ヶ月と分かりながら、4歳の幼い我が子を大切に育てる父親。どれだけ辛いのか、想像すらできないが悲しんでいる暇もない。息子との最期の時間を噛みしめながら、彼が幸せになれる道を探すことだけに、残りの全人生をかける。

いつもは静かに、正しく生きている2人がスーパーで少しハメを外し、カートではしゃぐ姿が愛おしい。

原タイトル「Nowhere Special」はどういう意味だろうと考えさせられた。「死はどこにでもある」という父親の言葉か。「いつでも変わらず、側にいる」ということか。深く、ステキなタイトルだと思う。
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