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チンパンジー属のsato4のレビュー・感想・評価

チンパンジー属(2020年製作の映画)
3.0
【2020年61本目】「第33回東京国際映画祭」にて鑑賞。どの作品も長尺なので怖気付いていたが、彼にしては短い2時間半の本作でラヴ・ディアス監督作品に初めてチャレンジ。『チンパンジー属』という不思議なタイトルの理由は劇中のラジオから早々に明かされ、搾取する側と搾取される側のドラマが繰り広げられる。分かったような分からないようなやり取りの連続で思っていた程難解では無かったもののすべてのメッセージを理解できたかは不明。全編モノクロの映像は美しく、固定カメラなのが印象的だったが、手持ちカメラを意識的に使用したシーンにも意味があってやはり巨匠だな、と。個人的に好きな映画では無かったが観て良かったとは思う。
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