小僧

ブラック・ボックスの小僧のレビュー・感想・評価

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)
3.4
事故で記憶障害が残ったシングルファーザーの主人公が、最先端治療(頭にVRみたいなの付けて記憶覗く的な)で記憶を取り戻していこうっていう脳刺激型記憶ラビリンス系の話。好き。
小出しに呼び起こされる記憶描写が面白くて、相貌失認だったりキモい妖怪(軽いホラー)が襲ってきたり覚えが無いのになぜか馴染みのある場所が出てきたり。主人公と一緒に記憶を辿ってる感覚になるから、記憶の相違が出てくる展開は何が本当かわからなくなってハラハラするし、中盤からのまさかのカラクリには思わず声漏れた。記憶の可能性どころじゃなくてもはや悪用の領域。
そんな記憶から紐解かれる真実が意外とクソだったりする。だからこうだったのか!ってなる伏線の答え合わせが面白い。ゾッとする場面もあり終わり方もちゃんと片付いた感じで良かった。
献身的に父親支えるまだ小さい娘がハート強くて可愛いし、主人公の友達の医者がめっちゃくちゃ良い奴だったので推したい。
やっぱりブラムハウスは間違いない(定期)
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