ブラピ×伊坂幸太郎。舞台が丸々日本で嬉しい。ありがとうございます。
運の悪い殺し屋が新幹線での任務中に思いがけない色んな殺し屋に遭遇しててんやわんやな話。
序盤からそれぞれの殺し屋の話が早いテンポで散らかっているので、ついていくのに必死(もはやよくわかってない)だったけど、話が進むごとに徐々に絡み合っていく感じが面白かった。
海外映画特有の日本像はバッチリ健在。しかしながら街やそこら中のネオンビカビカ具合、近未来的な新幹線のスタイリッシュさ等々視覚的に楽しめる要素が多い。アクの強いバイオレンス描写もそんな視覚的な面白さ、ポップな演出、音楽の派手さによくマッチしているので見やすかったし、おバカ感と疾走感のバランスも丁度良くて見応えあった。なるほどこれがデヴィッドリーチ節か…と一つ勉強になりました(そして若干のタランティーノ感)
強いけど運が悪くちょっと情けないブラピの愛おしさ、レモン＆みかんコンビのテンポの良さもお気に入り。特にアーロンテイラージョンソンの色気ったらもう。そして終盤あたりの真田広之には痺れるしかない。あの殺陣の凄さよ。さすが武士(語彙力)
終わり方もエンドロールも良いけど、ちょこちょこサプライズ的演出もあって終始気が抜けないノンストップエンタメでした。
ブラピの「ありがとう」でご飯いける。
