小僧

ジョン・ウィック:パラベラムの小僧のレビュー・感想・評価

3.7
シリーズ3作品目は2の後半戦。コンチネンタルルールを破って完全に追われる身になったジョンウィック氏、すでにボロボロなのにどこへ逃げても四方八方から狙われまくるのでもはや民が全員殺し屋なんじゃないかレベルのハード展開。ウィンストンもバワリーも危ういし主席連合の強力な権力には抗えないですね…
主席の支配下組織やらカサブランカ支部やら砂漠の果ての首長やら色んなのが登場したりスピンオフに繋がるバレエのシーンもあったり、まだまだ話が広がりそうなワクワク感と、本編の8割近くのシーンで血が流れる治安の悪さのバランスが絶妙。
ジョンが全体的に疲弊ムードなのでアクションに所々キレがなく、けっこうやられるのでいつもの無双感が少ないかな?と思ったけどやはり魅せるところは魅せるのがキアヌウィック。鉛筆殺しに匹敵する多種多少な殺し方も健在。ハルベリー様の覚醒アクションも素敵だし、ついにベールを脱いだコンシェルジュの銃撃スキルにも痺れるし、アジア系キャラのカンフーアクションも見応えあるし(カタコトの日本語はさすがに違和感だけど)、近未来的な映像の綺麗さや演出も相まってやっぱり銃撃シーンやアクションシーンのかっこよさは見入っちゃう。ラストの次作への持って行き方もダークでさすがですね…ババヤガっすね…(?)

新作がどうなるかすごく楽しみだけどさすがにジョンの体力がやばそうなので心配。ワンちゃんと幸せに暮らせる日はいつになるのか。ついに日本支部も絡んでくるのか?終わってほしくないけど楽しみです
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