2020年152本目。
ジョージ・クルーニーが満を持して監督に挑戦。
宇宙移民を目指した調査船が飛び立った数年後、地球の週末に直面した男を描く。
Netflix印の作品。
プロットやあらすじは、非常に興味深いものだが、そこは初監督。
最近の俳優初監督作品って「これって本当に初監督なの？」ってくらい洗練された作品が多かったけど、この作品は比較的粗さの方が目立つ。
例えば、話の構成について、
終盤に少しネタばらし的な要素があるのだが、冒頭にミスリードを誘う言葉を僅かに入れたにも関わらず、それ以外の情報を開示し過ぎるせいで、容易に察することが出来てしまう。
あと音楽が一際、映画の雰囲気を壊してしまっているのが気になった。
危機的状況なのは分かるが、パニック映画のような鬼気迫る楽曲がやけに存在感を示すのは、この映画では悪手と感じた。
とまあ、設定を活かしきれているとは言い切れないが、決して駄作では無いし、あのジョージ・クルーニーが初監督…という意味では意義があったのでは。。。
