このレビューはネタバレを含みます
ネトフリのCMに惹かれて観ました。
SFとドラマのバランスが気になるところ。
全体的に美しいシーンが多い。
特に印象的だったのは二人が氷に覆われた世界を彷徨う姿と、船内に血の球体が散乱するところ。
どちらも自然の脅威により訪れた残酷な試練なのですが、つまりは自然って神秘的だなあと。(もちろん、映画かつCGなので人間がそう感じるように作られています)
特に血は実際にああいう風に広がるんですかね。
肝心の本筋ですが、ちょっと静か過ぎるというか、予告で見せ過ぎかもしれない。
予告通りの展開が待っているので、ちょっと退屈ではある。
まあ、地球を救うでもなく、次の惑星へ移動する様を淡々と映して終わるエンディングは好きでした。ドラマチックな演出をしなくても、未来を感じられるのは、船内の二人が夫婦で子を宿していたからかな。