fishmutton

オールドのfishmuttonのネタバレレビュー・内容・結末

オールド(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

映画としては面白かった。
設定が無理ゲー過ぎて「これ脱出できんの?」と引き込まれた。
展開もスピーディでスリルと恐怖を楽しめた。
結果よりも過程を楽しむ映画だと思う。
結末には気になる点もあった。

今の私はあのビーチに行きたい。ぼーっと海を見ながら一生を終えたい。1日で。

様々な事情を抱え、製薬会社所有のリゾートホテルを訪れた人々。秘密のビーチに案内されるも、次々と異変が起こる。そこは、生きている細胞の時間が加速する浜辺だったのだ。彼らはビーチから脱出することができるのか?
というサスペンススリラー。
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プリスカ:主人公一家の母。右わき腹に腫瘍がある。夫との離婚を考えており、療養前に最後の家族旅行を企画。博物館職員。→左耳難聴
ガイ:主人公一家の父。保険数理士。→視力低下(白内障?)
トレント:主人公一家の長女(姉)。弟と仲良し。歌が上手。11歳→。
マドックス:主人公一家の長男(弟)。会った人に聞いた職業と名前を覚えている。6歳→。
イドリブ:少年。おじがリゾートに勤めている。リゾートを訪れたマドックスと仲良くなる。暗号文書でマドックスと文通して遊ぶ。
チャールズ:心臓外科・医局総長。精神疾患。被害妄想ヤバい。他害。
クリスタル:チャールズの妻。外見を大事に生きてきた。→骨粗鬆症?
老女:チャールズの母。犬連れ老女。犬よく吠える。→心臓系で死亡。
カーラ:クリスタルとチャールズの娘。6歳→。マドックスとの子を妊娠、出産、子は死亡。
パトリシア:分析医。てんかん持ち。
ジャリン:看護士。元水泳選手。
ミッドサイズ・セダン:ラッパー。病気に絶望し、海を見たくて来た。脳系の疾患?
女:ミッドサイズ・セダンとリゾートに来た女。多発性硬化症。海にて死体で発見される。

山の上の光でなんとなく「監視」のイメージとがわいた。製薬会社側に連れてこられてるし。
石の車止めは境界なんだろうな。
何故珊瑚だったんだろう?死んだ珊瑚。
魚見たときほっとした。

気になったのは、製薬会社側科学者じゃないだろ・・・ってとこ。実験にしては雑すぎて有用性なさそうだと、私は思った。実験条件があやふや過ぎる。サンプル少なすぎ(個体差によるバラツキを慣らせない=有効かの判断材料にならない)。薬の長期的影響をみるのにはもってこいの環境に見える。しかし、摂取した薬は体内で代謝されてしまうだろう。継続摂取(投薬)は必要ないのか?
時の流れ方(あの環境が人間に与える影響)が不確かすぎて・・・食事とかどうなってんだ?大人でも1日3回くらいは腹減るからずっと食ってそうだけどな。大量の食料あるとしても足りるのかな?(どうせ死ぬから重要じゃないんだろうけど。)理性で空腹耐えてるうちに餓死したりしないのかな?金属が劣化しているのが単純に外と同じ時間軸の経年劣化だとしたら、まあまあ長い間人間放り込んできたんかな。

6歳当時の自分は子作りの方法知らんかったし、予備知識なしでたどり着くって中々に難しいんじゃないかなと思った。

どうせ実験するならモニター機器(スマートウォッチみたいな)つけて放り込みたい。データ取るために。その前に機器をつけた動物入れてみたり、自由に行き来できる防護服の開発したりした方が実験はかどると思うな。

兄弟のその後も心配。あと30年くらいどうやって生きていくのかな?本でも買いて一発当てるか。

映画としては設定や過程を楽しめたので満足。
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