こーひー

あの夏のルカのこーひーのネタバレレビュー・内容・結末

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレもありますがそれよりも口がかなり悪くなったので好きな人は気をつけてくださいという意味を込めてネタバレモードとさせていただきました。正直自分史上最も辛口なレビューになってます。











ストーリーがつまらないだけならまだいい
キャラクターのビジュも性格も全く魅力的でないから感情移入もできない
展開があまりにも単調で途中寝そうになった(基本的に映画では寝ないことにしているがこれはディズニー映画で初めて寝そうになった)
できることなら0点にしたい
ただでさえ規模が小さく、中身のない内容なのだからせめて登場人物の関係性や感情描写など、精神的な面を魅力的にするよう工夫できなかったのか。
こんな作品に製作期間5年が費やされたと考えるとピクサーはなんて勿体ないことをしたんだ…
もっとまともな映画を作ればよかったのに…
そしてなぜこんな作品にゴーサインが出たのか…
劇場公開じゃなくて配信限定なのは妥当だよ

まず正体が人間にバレた親友のアルベルトを裏切り、自分だけ上手く逃れようとしたルカの野郎に腹が立った。その後の仲直りの展開も意味不明。勝手に一人で自転車レースへのやる気を奮い立たせて、なぜかそれにアルベルトも乗る。いやついさっき自分を裏切ったやつだぜ!?よくそんな簡単に無かったことにできるな。脚本家は寝不足泥酔の状態で仕事したんか!!

自転車レース中に雨が降ってきて正体がバレてしまった二人を人間が受け入れる過程もよくわからない。影響力のある一人が彼らを受け入れたから周りの人間も受け入れる。あくまでジュリアの父(名前忘れた)だけがルカたちの人柄を知っていたから受け入れたわけであって他の人間からしたら「なんかよくわからんけどオヤジが受け入れたから俺もとりあえず受け入れとこ」って感じ。そんな流れで幕を閉じる。それじゃ根本的な解決にはなってねぇだろうが!
なんかもっとこう人間とシーモンスターがなにか脅威に対して共闘する展開に持っていけば、シーモンスターは恐ろしい存在じゃないと人間たちがわかってめでたしめでたしとなるだろうに。どうしてそうしなかったのか…やっつけ感しかない

エルコレという、シーモンスターを心の底から嫌っている人間が登場するが、彼だけは最後までシーモンスターを受け入れなかった。それは差別意識から来る嫌悪にしか思えないし実際そうなのだろう。差別感情と恐怖心は似て非なるものだが、異なる種族間の対立を描いている以上、現代の人種差別問題と関連付けて観る人がいてもなんらおかしくはない。作り手側がそれを狙って作ったかどうかは知らないが、観た人がそう捉える可能性を映画製作のプロとしてある程度予測しながら作るべきではないか。というのもエルコレは最終的に他の人間たちによる暴力で抑圧される。そこには「差別には暴力をもって制しろ。」というひどいメッセージが受け取れてしまうのではないか。そのような描き方をするのはリスクが高いと少しも思わなかったのだろうか。(まさかディズニー・ピクサーがそんな思想を持ってはいないと思うが…)

いろいろ書いたが総評としては単純にストーリーがおもしろくない、あまりにもおもしろくない、つまらないにも程がある
あまり映画をゴミ呼ばわりしたくないのだがこれに関しては言わせてもらう。ゴミだ、いやクソだ。
こーひー

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