ゆうまり

皮膚を売った男のゆうまりのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.2
国内にも国外にも居場所の無いシリア難民の主人公が偶然出会った世界的アーティストから、背中にタトゥーを入れて彼自身がアート作品になることを提案される話。

第93回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品。

難民問題×アート×ロマンスと言ったところでしょうか。

面白かったです。
ともすれば荒唐無稽とも思える話を、風刺の効いた見事な脚本で作品として成立させてるのが素晴らしい。

本作のインスパイア元になった、実際に人間の背中にタトゥーを入れた作品「Tim」を作った作者が保険会社の社員でカメオ出演しています。

鏡やフレームを使ったカメラワークも効果的で非常にお見事でしたし、ラストの展開も楽しめました。

チケットは買っていたにも関わらず、1回目は寝坊して行けず、2回目は行ったものの上映前に緊急の電話で開始時間に間に合わず断念(遅れて入るのはするのもされるのも嫌なので)と、今回で3回目のチャレンジだったのですが諦めないで良かったです🙆
ゆうまり

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