タピオカ

皮膚を売った男のタピオカのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.0
せっかくオンライン試写会に当選したのに……激務のせいで観れていなかった作品。(仕事のせいで映画が観れない!?最悪の人生かよってその時ばかりは思った)

けど劇場で観て良かったなーと思うシーンもチラホラ。美術館の空間の描き方がおしゃれで素敵。

一番グッときたのは男女の描き方です!
やっぱり愛の衝動による行動力は強い。そして胡散臭った現代アーティストも、トリッキーな人格者で、ちゃんと愛があると思いました。
そもそも、人間よりもモノの方が世界を自由に動けるというコンセプト、皮肉が効いてるし、サムに対してある種の超然的な自由を与えていることもアツい。
だからこそラストは、そういったアーティストの本質的な問い、コンセプトを無視する、倫理観のない連中を嘲笑うようで、とても良かったです。
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