タイトル前の爆発シーンが迫力ありました!
少しマカロニウェスタンの影響を受けているような気がしました。
爆発の影響で兵士として必須の能力の1つの聴覚を失ったという設定は緊迫感を煽り良いと思います。ゴア描写も強めなのでR15指定も分かる。
冷酷と思えば変な所で躊躇するという主人公のキャラクターがブレブレなのが気になるところ。
逃げたいのか仲間を奪還したいのか分からずダラダラとした展開。
そうかと思えば何の脈絡もなく突然に新キャラの殺戮スナイパー登場。
テンポが悪いのか何なのか…雑な構成についていけない…。
この殺戮スナイパーの行動も何がしたいのか分からないし意味が分からん…。あんな事したらその後、軍に居られないだろう。
しかしこの殺戮スナイパーと残忍な大尉はものすごいクズで、悪役としてキャラが立っていました。
逆に主人公がこの2人にキャラ立ちで負けてしまっているという情けなさ…。
戦争という極限状態が人間を蝕むという戦争の悲劇を描きたいのか、孤独な戦いを描きたいのかよく分かりませんでした。
殺戮スナイパーとの駆け引きは面白かったし、虚しさ漂う雰囲気は好きな人はいるでしょう。
独裁政権下のスペインで「レコンキスタ作戦」なるものがあった事を知れたのは収穫でしたが、戦争映画としてはどこを主軸にしたいのか曖昧で私にはちょっとよく理解出来ませんでした。
まとめの一言
「あいつは死人だ」