たらお

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのたらおのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同名ゲームの映画化作品。インタビューだったかで原作に忠実と目にしましたが、期待と不安が半分ずつな状態で観賞。
中盤まではゲームとの相違点やら気になるポイントもあれど楽しく観賞出来ました。
後半からが問題。駆け足過ぎて詰め込みすぎだな、と感じました。
尺の都合とはいえゲームと違って一部キャラクターが存在していないことになっているのはまだ納得出来ます。
でも、クリーチャーは少ないし、武器もバリエーションがないし、洋館も探索要素が少なくて残念です。
あと、レオンが情けない。余計なキャラ付けというか設定が……
見せ場が与えられていますが、クレアが頼もしいのに対してこちらは……
シェリーも影薄すぎ、台詞も少ないで可哀想。
Gもあっさり倒されますし。個人的に戦闘シーンを楽しみにしていたので、G戦は拍子抜け過ぎてマイナスでした。

洋館事件とラクーンシティを同日に発生させて洋館にラクーン組が合流するというアイデアは悪くないと思います。
孤児院に関してもRE2同様人体実験が行われていたというのは納得ですし。
クリスとクレアが施設出身だったり、映画オリジナルの設定は新鮮味がありました。
でもリサ・トレヴァーに関しては説明不足かと。ゲームプレイ済みの人じゃないとわけが分からないまま終わったように思えます。
共闘してくれるも何故クレアに興味を示したかもわからないままですし。
彼女のバックストーリーももっと観たかった。

いちバイオハザードシリーズファンとしての感想ですが、1と2を一緒にせず、それぞれ単品で映画化して欲しかったです。
警察署と洋館のホールとかゲームを再現出来ていたので勿体ないです。
お約束のロケランだって忠実でしたし。
ベロニカの映像が流れるなど、原作ファンへのサービスも◎でした。
かゆい、うまはどこで出て来るのかと思ったらそこでか! と意表を突かれましたし。

俳優さん達も良い演技をしていると思いました。
最初は映像化する上で仕方ないとはいえ、ゲームのキャラクター達とだいぶ違う……と不満がありましたが、クレアとクリスに関してはこの人で良かったと思ってますし。
(レオンとジルに関してはノーコメントで)
続編への布石も打たれていますが、次やるとしたらベロニカをベースにするのかもですね。
たらお

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