SNSへの投稿、テキストメッセージのやりとり、防犯カメラ、警官のまわすカメラ、などなど。もはや「映像」というより「ログ」でしかないデータの集積を集めたドキュメンタリー映画。「ログ」の集積なんて映画じゃない、とか言いたいわけじゃなく全く逆で、「ログ」の集積でできちゃうくらい映画ってのは懐が深い、ってことに感心するんである。
題材については、それほど特筆すべきことはない。けどさ、ラストに掲出されるように、こういった事象は毎日のように起きてるよってことを言ってるんだよね。てことは、この彼個人がサイコとかそういう話をしたいのではなくて、やっぱりこれが起きるのって社会の問題なんだよねって話をしているのだと思うよ。この映画は。
