~ハリウッドが舞台の、ザ・邦画~
私含め多くの人は、「ポンポさんって何者?」から始まる。
これが"引き"になっていて、「ポンポさん」の扱いに関しては良い意味で裏切られた。
次に、特に目を引くのは色彩。
人物の輪郭がピンクだったり雷が紫だったりと、
おそらく感情に合わせた色彩設計になっていて、これはまさにアニメーションならではの醍醐味。良い。
映画における「編集」という点にフォーカスしたのも面白かった。
だが、いかんせん日本的すぎるというか、
「ああ日本の作品を見ているなあ」と感じるベタベタな日本節に、ちょっとゲロが出そうになった(けど飲み込めた)
せっかくハリウッドが舞台だというのに、
つくりが邦画になっているのが勿体ないような…
だったら最初から日本が舞台でも良かったような…うーむ。
ハリウッドという見た目=ガワで変に色気を出さないほうが良かったのではなかろうか…
色々と考えさせられた作品である。