火星の類人猿

私は決して泣かないの火星の類人猿のレビュー・感想・評価

私は決して泣かない(2020年製作の映画)
4.6
主人公が17才の少女で父親を亡くした所てスタートすると言う事もあって、スウィート17モンスターを連想しました。劇中の旅路が難易度ベリー・ハードで、異国でこんな目にあったら、大人でも普通はどこかで泣くだろって思いましたw

いい感じにやさぐれた主人公で、タバコが良く似合ってます。家族想いだったり何やかんや目的を果たそうする姿や、10代らしい身勝手さのバランスが絶妙で、自然と応援しながら見入りました。職業案内所の親父とのやり取りは、お金や食べ物をあげたりせず、深入りしすぎないけどアドバイスはしてくれる感が品が良くステキですね。

ラストのドライブシーン、台詞が無いのに情感たっぷりでたまりません。是非、一般公開して欲しい一本です。