“I don’t wanna be a gangsta ”
実娘と実の息子、嫁をメイン俳優に起用してる異色の今作!
アレクサンダーロックウェル監督は言った。
“有名俳優なんて必要ない、ひらめきさえあればいいんだ”
と。その言葉通り素人だなんて全く気にならないほどに素晴らしい作品だった!
シングルファザーのアダムは子供思いで優しいが酒癖が悪くついに施設に入れられてしまい、母に身を寄せに行くが…というビリーとニコのロードムービー
始まった時は白黒かぁ〜ちょっと重たいなー。。と思ったんだけどそれが不思議!
おかげで嫌なところを全て隠して、見たいものだけを見せてくれた
それにストーリー的には目を背けたくなるシーンも多いんだけど、絶望に向かっていくんじゃなくて、なぜか、ある少しの希望がキラリと光る不思議な一本だった
クリスマスに銃とナイフが欲しいと言い
アウトローだと言われれば嬉しくてニヤリとしちゃうニコが、”ワルになんてなりたくないよ”という台詞
なんだかズシンと胸が張り裂けそうになった
余韻の強い一本でした。良作!