地球外生命体

スウィート・シングの地球外生命体のレビュー・感想・評価

スウィート・シング(2020年製作の映画)
3.5
『イン・ザ・スープ』で、ジム・ジャームッシュらとともに米インディーズの雄として一世を風靡したアレクサンダー・ロックウェル監督が、頼る大人をなくした姉弟の悲しくも希望に満ちた旅路を、16ミリフィルム撮影による美しいモノクロ&パートカラー映像で描いたファンタジー。

25年ぶりの日本公開となる新作は、創作面の完全な自由のために、自己資金とクラウドファンディングだけで作り上げた。

監督の実子ラナ・ロックウェルとニコ・ロックウェルが主人公の姉弟を演じ、監督のパートナーであるカリン・パーソンズが母イヴ役を務める。

マサチューセッツ州ニューベッドフォードで暮らす15歳の少女ビリーと11歳の弟ニコ。一緒に暮らす父アダムは普段は優しいが酒のトラブルが尽きず、ある日ついに強制入院させられることに。他に身寄りのない姉弟は、家を出ていった母イヴの元を目指すが……。

第33回東京国際映画祭「ユース」部門では『愛しい存在』のタイトルで上映されている。

★2020年ベルリン国際映画祭
作品賞【Generation Kplus】
★2020年ケベック・シティー国際映画祭
大学審査員賞
★2020年平遥国際映画祭
観客賞【Gala-Best Film】
地球外生命体

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