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女たちのpokotanのレビュー・感想・評価

女たち(2021年製作の映画)
2.0
んー、微妙だったな。
正直つまらなかった。

脚本が酷い。
とにかく美咲が魅力的じゃないんだよな。
篠原ゆき子さんは素敵ではあるんだけど、美咲というキャラクターがただ不幸を呼ぶ女で、その不幸も自分自身の性格だったりが招いてるように見えて、観ているこっちは感情移入出来ない。
介護が大変で、しかもあんな罵声を吐く母親の面倒見ないといけないんだから、気の毒には思うけど、男性ヘルパーにストーカー行為したり(男も最悪だが)、保育所で同級生に出くわしたときの反応とか、外国人ヘルパーの介護を断って、あえて自分を追い込んでたり、何かコミュニケーション能力の欠如というか、美咲に問題がある気がしてならない。

また、高畑淳子さんの半身不随の母親は、演技はさすがなんだけれど、ご飯作ってもらっといて、ニンジンが入ってればお皿を投げ散らかし、外国人ヘルパーのペルシア料理を真似して作ったご飯をまずいと暴言を吐く。あれだけクソババアこいといて、最後、「いつもありがとう」ってキャラ変わってんじゃん。
そんなにすぐに心変わりするんなら、あんな悪態つかねぇよ。
頭を撫でたり、どうも無理やり感動ちっくにしてたけど、今までの仕打ちを観てるこっちは「は?」って感じ。

あと、冒頭のセリフが若干小さかったり(録音部素人?)、カメラが手持ちのシーンが何度かあり手ブレが酷かったり、技術面でもいまいち。
エンドロールの主題歌もなんだありゃ。
古臭い昭和臭の歌謡曲流されても、テーマとちぐはぐ感。

役者は頑張ってただけに、とても残念だった。
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