脱税の疑いにより学園が差し押さえられたことを受けて、教諭と生徒のあいだでお宝争奪戦が始まってしまう。永井豪の不条理ギャグマンガを原作に取っている、劇場用実写化第3弾。筆者は原作を読了済み。
本作から林功監督へとバトンタッチ（助監督は小沼勝！）。前半部は、PTAの連合部隊を絡ませた、教師と夫人（京唄子）のドタバタ劇。後半部は、ヒロイン（児島美ゆき）の婿選びと、ヒゲゴジラの故郷を舞台にしたお宝探しのシークエンス。
冒頭部、教諭陣がサイケな宣伝カーを乗りまわす、街角ゲリラ撮影で掴みはオッケー。婿選びでは、当時の喜劇役者が続々と登場するため、70年代カルチャーの知識を高めることができる。下着姿の女子生徒を生贄にした、ヤコペッティ風パロディも素晴らしい。
本作の公開後、東京12チャンネル（テレビ東京）にて、テレビシリーズの放送が開始。家族団らんでは見られないほどのエロバカコメディだが、ゴールデンタイムに30%の視聴率を叩き出している。いやはや、スゴイ時代でゲスね。
