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アムステルダムのesoraのレビュー・感想・評価

アムステルダム(2022年製作の映画)
3.7
一"必要"ではなく"選択"一
何度か印象的に登場したこの表現は、事件の謎を解くにつれてより大きな意味を持ったように思う。

誰かを愛することも、その生き方も、数ある中から自分で選び抜いたものだからこそ価値がある。そしてそれは政治にも当てはまるよね、というのがある種のテーマだったのではないか。

ファシズムにも様々な側面があったけど、少なくとも国民に選択の余地はなかった。五人委員会の手法もやはり、殺人を厭わず民意を得ずしてギルを中枢へ送ることばかり。彼らがどれだけそうする必要があるんだ!と言っても、人々が選択した結果じゃなきゃ意味がない。

まさに壮大な"民主主義賛歌"。
しかもキャストも超豪華。バットマンと名も無き男の共演は熱いしマーゴットの美貌も相変わらず。冗長さが気になるのもまた事実、、
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