このレビューはネタバレを含みます
近年映画館で観た映画の中で最も観客の鑑賞マナーが悪かった映画だった。
上映中にしゃべったりはもちろん、スマホを操作する者、半分ほど飲んだペットボトルでマラカスみたいにシャカシャカやる者…
ラップ好きな人たちはみんなしっかり宇多丸さんに調教されてるんじゃないのか!?
まあ普段映画館に来ない人達が来てるということだし微笑ましくもあるんだけど。
ヒップホップには微塵の興味も無いが、先日観た「タイトル、拒絶」の予期せぬ舞台挨拶で般若さんが「よかったら観てください」と宣伝されていたので鑑賞。
作品自体の感想としてはドキュメンタリーには2種類あると思ってて、
題材を知っている人に向けて面白いものと、題材を知らない人にも向けている面白いものの2つで、
今作はどちらかというと前者な感じかと。
元から般若さんのファンの方達にとってはすごく深掘りできる内容だったのではないかと思う。
基本的に周りの人たちがいいねするコメントばかりなので、この作品から何かが開眼するような感覚は無かったもののそれなりに楽しめた。
「タイトル、拒絶」の撮影時は周りから見てもすごく忙しそうだったとのことだったけど、こないだの舞台挨拶で本来の撮影初日にインフルになってしまったと発言されていた事を思い出して、
へぇ〜、大変だったんだねぇ
と思いました、はい。
パンテラのTシャツ着て長渕を語ってるラッパーっていうシュールさと、満を辞してのめちゃくちゃゴージャスなブチの登場にちょっと笑った。