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私は確信するの猫のレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
3.7
被告・弁護士・検察等の裁判劇と言うより
“確信する”彼女の物語。 確信、と言うよりは
固執、にも思えたけれど…
信念に基づいて行動する彼女は立派ではあるけれど、置き去りにされた息子は大丈夫なんだろうか?仕事先に迷惑かけてるし…と、観ていて不安になりました。
裁判の証拠の検証、ってそんな程度なの?
遺体も確固たる証拠もないのに容疑者として扱われ勾留され…これはフランスだからなのでしょうか?
疑わしきは罰せず、は日本のルール?
大団円とも言える弁護士の最終弁論は圧巻で、詰まる所、陪審員の心を捉える事が一番大事なテクニックなのだと思いました。
無論、彼は全うな事を言っているのですが
=仮説だらけの裁判、と。
映画としては無実を信じ尽くす彼女の思い入れが
どこから派生したものなのか?が少し弱かったように思いました。
無論、映画では誇張してるんだろうけど、弁護士さんもキッついわ~(笑)
彼女の立場も考えたって~と思わざるを得ませんでした(笑)
フィクションながら
どうか息子さんが傷ついていませんように、と祈るばかりです…
お母さんはやりきって、結果が出て、よかったでしょうけど。
いや
人の為にこれだけやれるなんて
そこはきちんと評価致しましょう(笑)
観ている間中、緊張の連続でした、とても見応えがありました。
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