T太郎

私は確信するのT太郎のレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
3.5
590
フランスの法廷物ミステリーだ。

フランスで有名な事件なのかどうかは知らないが、実話を基にした映画らしい。

ある女性が失踪し、その夫に妻の殺害容疑が。
夫は被告として裁判にかけられる事に。
ざっと、こんな話だ。

しかし、こんな事が本当にあったのだろうか?
死体がなければ、殺人事件として立件できないと思うのだが。
しかも、物的証拠も動機もなかったという。
ただの家出事案とも考えられるのに。

そして、こう言ってはなんだが、地味な事件だ。
なぜ、こうも注目を集めたのだろう?
冤罪事件だからだろうか?

主人公のノラは架空の人物らしい。
彼女が裁判で果たした役割は、実際は弁護士たちが行った事なのだろう。

彼女は異様な情熱でこの裁判にのめり込むのだが、ここが少し不自然だ。
被告の娘と友人関係にあったとしても、息子や仕事を犠牲にしてまでのめり込む理由は?
ちょっと薄ら恐ろしい執念を感じた。

まあ、美女のする事を否定しないのが私の長所だ。
許そう。
何でもやりたまえ。
(偉そう)

誤解なきよう、言っておく。
面白い作品だったのは間違いない。
法廷物としても面白かったと思う。
最終弁論も良かった。

私からは及第点を与えよう。
(偉そう過ぎる)
T太郎

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