ポケ文太郎

ある人質 生還までの398日のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
4.5
2013年シリアで過激派組織ISの人質となったデンマーク人写真家ダニエル・リューの経験を映画化🇩🇰

ISによる身代金目的のジャーナリストの誘拐はニュースで報道されていたので知ってはいましたが、その実態を映像で見せられるとあまりに酷すぎて信じがたく、かなり辛いです
「ザ ・ビートルズ」と呼ばれた英国人
米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー
当時の報道と本作がリンクして恐ろしいほど現実味が湧いてきて観ていてどんどん苦しくなってきました

先進国の殆どは「テロリストとは交渉しない」立場をとっていたので、法外な身代金の調達は一家族でやらなければいけない事実
アメリカは身代金の支払いをしないようJ・フォーリーの家族に強要したとか…
人質達は見殺し、そしてあの恐ろしい斬首の映像
ここで出てくる「自己責任論」

やはりデンマークでもダニエルの帰国後この話題になったそうです

危険地帯へ足を踏み込むジャーナリスト達の行動は身勝手なのでしょうか
そしてラストのセリフが重くて深い…
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