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ある人質 生還までの398日のとぽとぽのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.5
退屈で平凡な毎日 in テロリストとは交渉しない国デンマークから離れて、シリアへようこそ…

家族を支援することも頑としてなければ、身代金のための募金も違法になるデンマーク。元体操選手の主人公、ケガをして写真家になるべく弟子入り。そして見つけた本当にやりたいこと。先の見える退屈な人生から逃げて、この悲惨な実情を世界へ発信するという、世界を変えたい欲望は抑えられない。
世界を恐怖のドン底に突き落としたISIS。主人公がテロリスト達に付けられたアダ名は"ロバ"。頑張る家族と救出側の動き。もどかしさを覚える国の塩対応。完璧な英語とひどいフランス語、CIAか?努力は認めるが英語で話せ。セラピーなんて吐き出して前に進めとだけで役に立たない。
アメリカ代表フォーリー役トビー・ケベル。奴らの憎悪に負けたくない、僕の心にあるのは愛だけだ。時間をムダにするな。彼じゃないがテロリストをビートルズに例えるのはやめてくれ、それだけ浸透しているということではあるが。
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