一人旅

チーチ&チョン/スモーキング作戦の一人旅のレビュー・感想・評価

4.0
ルー・アドラー監督作。

70年代から80年代にかけて活躍したミュージシャン兼コメディアンのチーチ&チョンの映画初主演作品で、マリファナまみれの二人の西海岸珍道中をコミカル一辺倒に描きます。

バンド結成の資金稼ぎのためマリファナを求めて旅に出た二人の男が織りなす一連の騒動をロードムービー仕立てに描いた“ラリパッパ珍道中”で、ひょんなことから出会い意気投合した二人がカリフォルニア(&メキシコ)を舞台に終始ハイテンションな冒険を繰り広げます。

マリファナの煙がモクモクしっぱなしな純度100%麻薬ロードコメディで、大麻を吸い過ぎておかしな状態になった二人の珍騒動を、麻薬取り締まりに執念を燃やす麻薬課刑事との追いかけっこを絡めて描いていきます。大麻で出来たグリーンのワゴン車を運転したり、警察署の署内放送で悪ふざけしたり、ピックアップしたカリフォルニア女といちゃいちゃ戯れたり…と自由気ままな珍騒動がアホらしくて痛快ですし、飛び入り参加したロックコンテストのクライマックスでは元々ミュージシャンであったチーチ・マリン&トミー・チョンのコンビパフォーマンスで楽しませてくれます。
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