くじら

セブンのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Blu-ray字幕版で鑑賞。映像特典はそれぞれの犯罪現場などの設定集や写真、フィルムから円盤化の際の音響やデジタル処理の裏話など。

あらすじ
 7つの大罪を元にした私刑をするサイコパスを、それに気付いた引退直前の刑事サマセットと転勤したばかりのミルズ刑事のバディが追う。
 暴食、強欲、怠惰、肉欲、高慢の順に見つかる被害者。
 この殺人にはこういった方面の知識が必要と考えたサマセットは、ダイナーでFBIに金を払い図書館記録を受け取る。
 図書記録から浮上したジョンドゥの元へ行くとちょうど買い物帰りの男に銃で撃たれる。ミルズは男を追うが、隠れていた男に車の上から殴られ銃を米神に突きつけられる。サマセットが来たことで不審者は逃げる。犯人は事件現場に来ていた記者だった。ジョンドゥは部屋に電話をかけてくる。
 出頭してくるジョンドゥは、残り二つの死体のもとへ2人が行けば罪を認めるという。取引に応じ、2人は後ろにジョンを乗せて電波塔のある所へ。そこへミルズの妻の首が届く。ミルズは苦しみながら、ジョンドゥを撃つか悩む。しかし、ジョンドゥから妻が子供を孕っているからやめてと懇願していたと言われ、ジョンを撃ち殺す。

感想
バディについて
 ミルズとサマセットのバディものと思って見ていたので結末はやるせない気持ちになった。2人のやりとりは結構いいことを言っていたのが印象的。
 車の中の2人が銃を使った時の話でミルズが「撃ったのは一度だけ、新米の頃ヤク中が銃を乱射し、救急車に運ぶも目の前で死んだ。名前が思い出せない」と言っていたのも印象的。
 犯人を捕まえると意気込むミルズに対し、サマセットが捜査は無人島でのダイヤ集めと諭すのがいい。犯人を探そうと思ってもたどり着かない。証拠をひたすら集めてそれが繋がればいいけれど、繋がらなくても集めることが仕事と。普段捜査もののドラマを見る時は以前の捜査資料か調べたことが逮捕に繋がる展開が多いので、たしかに刑事の仕事ってそうだよなと納得した。ジョンドゥを連れて行く際にマイクを忍ばせる関係で胸毛を剃っている2人の会話で、ミルズが乳首を剃り落としたら労災でるかなって言って、サマセットが新しいのを買ってやるって言うのも好き。その後ああなるとは…。

ブラピについて
 バスケットゴール🏀柄のネクタイが似合う。銃の構えが新米刑事という役もあってかブレブレで、情けない顔をしててよかった。犬とじゃれてて可愛い。若いし、映像特典で彼は吸収して周りにいい影響を与える役者って褒められててさすがだなと思った。
くじら

くじら