筑前助広

この茫漠たる荒野での筑前助広のレビュー・感想・評価

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)
5.0
はい、今年最高の映画来ました。
そして、オールタイムベスト10に入る傑作です。
最高過ぎて泣けてくる。こんなに胸を抉る、そして幸福に満ちた映画はそうはない。
物語は南北戦争後のアメリカ。新聞の読み聞かせをする商売をする元南軍大尉が主人公。
その大尉が先住民に連れ去られて育てられや少女を保護するところから、物語がスタートする。
おっさん大尉は、英語を話せない少女に苦労しつつ、引き取り手のいる場所へと旅を始めるのだが……というストーリー。
びっくりする展開も、凝った設定も無い。だが台詞や演技、映像の一つ一つが丁寧なのだ。映画が芸術であり文学だと、しみじみ思う。
僕は「おっさんと少女の絆を描く映画は名作揃い」と思っていて、この作品はその最高峰だろう。
主演を務めるトム・ハンクス、少女をヘレナ・ゼンゲルが好演が光った傑作。
本当におすすめ。マジで見なきゃ損ってぐらい素晴らしいです。
筑前助広

筑前助広