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DIVOC-12のumiのレビュー・感想・評価

DIVOC-12(2021年製作の映画)
3.5
12作品、12色、それぞれの色があって、着いていくのにはそれなりにエネルギーも使う気がしますが、それもまた良しと思わせてくれる映画。


『名もなき一篇・アンナ』私たち一人一人を肯定してくれるような優しい作品。この作品のおかげで、映画館を出て銀座駅まで歩く帰り道が、フィルムを通しているように不思議と輝いて見えた。

『よろこびのうた Ode to Joy』藤原季節〜〜〜。ひとりで死ぬことは覚悟してても誰だって寂しいよね、”側にいてくれる誰か” のことを想いたくなったネ。

◎『流民』世界の不条理だとか、自分自身の自由だとか。”Is there the room for me?” みたいなセリフ、私のための部屋って和訳もできるけど、私のための場所って意味もあるよな〜と思った。

◎『タイクーン』圧倒的な窪塚洋介の存在感。ただ、それだけに甘んじることなくしっかりとメッセージを感じたので、お気に入りのひとつ。

◎『死霊軍団 怒りのDIY』制作陣がこの作品を楽しく作り上げたんだろうな〜と思わせてくれるところが、短編映画では特に良く感じるのかもしれない、ので、とても好きでした。
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