愛してるって言っておくねのiのネタバレレビュー・内容・結末

12分間台詞なし、だけど伝わるものがある。銃乱射で娘を亡くした両親の悲しみと立ち直るまでの話。
ずっと無彩色の色味なのに、洗濯機から出した綺麗な青色のTシャツを見た時泣いた。娘の最後のメールの文面である「If anything happens i love you」が崩れて両親に降り注ぐ雨になる演出すごく悲しかった。こういう演出とか、両親の抑うつ状態の描写とか言葉にしなくても伝わる表現ってすごい。

昔Twitterでアメリカに住む子どもから連絡が来て、学校がロックダウンになったと言われてパニックになったと書いている日本人の親がいた。これがリアルに身近にある国だし、日本だって池田小の事件から学校のセキュリティがかなり厳しくなったもんね。

以下、銃乱射に関する記事を読んで衝撃を受けた文章をメモしておく。
「ロックダウン」という言葉は、アメリカの学生なら、小学生でも全員が知っているスクールシューティング時の「基本用語」だ。教室の扉を内側からロックすることを指し、逃げ遅れた学生が外にいて、部屋の中に入れてくれと泣いて頼んでも、決して扉を開けるなと訓練で教わる。銃を持つ犯人が学生の後ろに隠れているかもしれないからだ。