くう

涙そうそうのくうのネタバレレビュー・内容・結末

涙そうそう(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

昔母と見たようだけれど、内容を覚えていなかったので再視聴。
「会いたいときはいつでも会える」とかおるは言っていたけれど、やっぱり離れてしまうとお互いのタイミングとか実際には難しい。そして何より、いい人は早く、とはこのことかと。
弱いところを見せたくない男心と、一緒に助け合っていきたい女心、どちらにも共感できて、家族愛と微妙な男女の距離がもどかしく愛おしい作品。
この先がもし2人にあれば、幸せな未来もあったのかな…。我慢を覚えて生きてきたかおるが、最後おばあの言葉で少しでも自分に優しくなれたらと思う。

部屋の雰囲気が現実的な広さだけど、ちょっと古びた感じや小物がおしゃれで個人的にとっても好き。
みんなでわちゃわちゃする感じも好き。
家でのご飯で、お茶を淹れるシーン、
旅立つ日の朝ご飯、いい感じの焦げ目がついた2個の目玉焼き、穴を開けてから醤油を垂らすかおるとか、とっても好き。細部にとても好感が持てる映画だった。
くう

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