もやすてっぷ

ダーク・アンド・ウィケッドのもやすてっぷのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ヴィジットとかへレディタリーとかの要素を感じた。
最後まで“邪悪な者”の正体が分からないままで良かった。最後まで謎の存在でいてくれたお陰で恐怖を抱かせたままやり切ってくれたのはありがたかった!
次に奴がどう来るってのは大体分かるんだけど毎回ビクッと反応してしまって悔しかったな…。

ただ邪悪な者の行動原理や一貫性が正直分からなくて…不完全燃焼な感が少しばかり。
背景とか行動原理が明確に分からないからこそ怖いんだしいいんじゃないのと言われればそれまでなんだけど。
羊達をほぼ全滅させられる程の物理的接触は出来るけど主人公たちには物理的に手を出していこないのも不思議ではあったかな。違和感残っちゃった。

庭先に現れる全裸の母はどこか既視感があって「あれ?」ってなった。多分シャイニングかな?

閉鎖的で重く暗い空気を孕んだままずっと進んでいくのは良かったんだけどね。
わりとずーっと同じ感じで進むのでなにか大きな進展ないかなーって飽きかけてしまった。

1番大事な家族の惨劇をみて自殺したのに、意識あるうちにそれが幻覚だって理解させられてからタヒぬの可哀想だった…マイケルに幸あれ。

ホラー演出とか全体の雰囲気はとても完成度高くて好きだったので、作品としては結構好き。
あんだけ暗い画面でしっかり中身伝わるのがすごいですな。